円錐角膜とは

円錐角膜とは角膜が部分的に薄くなり、この弱い部分が前の方に出てきてしまう進行性の病気のことを言います。多くの場合は両眼で起こりますが、必ずしも発症する時期は、同時とは限らないので注意が必要です。

角膜が円錐状に突出し、ゆがんでくるために近視および不正乱視(メガネやコンタクトで矯正できない乱視)になります。典型的な最初の症状としては物が若干ぼやけて見えることから始まりますが、自覚症状がなく精密検査の結果、発見されることが目立ちます。円錐角膜の原因は現在のところ不明です。

しかし発症に男女差(日本では男:女=3:1)があるので、ホルモンとの関連があるのではないかとも言われています。また、目をこするくせやアトピーとの関係も指摘されているようです。

初期の円錐角膜の場合は、コンタクトレンズでの矯正が可能です。ところが症状が進むとコンタクトレンズの装用も困難となり、更に進行すると角膜が混濁して場合によっては角膜移植が必要となるので要注意でしょう。


イントラ角膜リング(ICRS)

イントラ角膜リング(ICRS)とは円錐角膜のような変形が懸念されるため、アイレーシック(iLASIK)やエピレーシック(EPI−LASIK)などレーザーによる屈折矯正手術ができない方向けの手術のことを言います。

イントラ角膜リング(ICRS)では角膜内に直径5〜7mmの半円からなる弓状のリングを挿入し、角膜の形を変え近視・乱視を治療するものです。イントラ角膜リング(ICRS)は半円状の2つのリングで構成され、角膜に1または2つのリングを挿入する仕組みです。